以前マイホームの予算の決め方を紹介しました
ここで私たち夫婦の予算は3300万円と設定しました
この額に設定した理由を紹介したいと思います
世間一般の相場
SUUMOのホームページの記事に年収の5~6倍を家を購入する予算とするのが良いとあります
ネットサーフィンをして様々なサイトをみても、やはり5~6倍というのが大まかな目安になりそうです
ですので、例を挙げると世帯年収500万円であれば、2500~3000万円を予算にすればよいわけです
では我が家の世帯収年収はというと約1200万円程度になります
夫婦共働きでそれぞれ安定した同程度の収入が見込める仕事をしており、このくらいの金額になります
この世帯年収からみれば、1200万×5~6で6000~7200万円というのが世間一般の予算になりそうです
住宅ローン控除
上記の世間一般の予算では6000~7200万円となりましたが、まずこんな金額は論外です
私たちは共に倹約家で、家は浪費であり贅沢品という考えを持っていますので、自分たちが納得できる品質であればできる限り費用を抑えたいと考えました
費用を抑える最も大きなものはもちろん住宅ローン控除です
以前の記事で住宅ローン控除について書いていますので、参考にしてください
住宅ローン控除をわかりやすく示した図です
住宅ローン控除によって税金が控除される金額は
- ローン残高の1%
- 所得税+住民税一部(136,500円)
- 40万円
この3つから最も安い金額になります
住宅ローン控除の恩恵を最大限に受け、家にかける金額を最も安くするためには、ローン残高の1%が常に一番安い状況にしなければいけません
つまり上限が40万ということは、ローン残高の1%を最も安くするためには、まず4000万円以上のローンを組むことは絶対にありえません!
住宅ローン控除の恩恵を最大限に受けるには
こういう状況をつくればOKです
ローンを組む時に夫婦それぞれのペアローンも考えたのですが、色々とめんどくさそうだったので、私一人で組むことにしました
私一人の収入で上の図のような状況をつくる方法を説明します
私自身の年収はだいたい600万円程度です
その年収からざっくりいうと所得税が20万円、住民税が30万円になりますので、上図の所得税+住民税(136,500円)を計算すると
33万6500円というのが私の現状の上限になります
ローン残高の1%がこの33万6500円以下になればよいので、ローンを組む金額は3365万円以下にすればよいわけです
年収別に少し計算したものを表にしましたので参考にしてください
年収 | 所得税 | 住民税 | 所+住税 | ローン限界額 |
---|---|---|---|---|
300万円 | 5万円 | 11万円 | 16万円 | 1600万円 |
400万円 | 8万円 | 17万円 | 21万6500円 | 2165万円 |
500万円 | 13万円 | 24万円 | 26万6500円 | 2665万円 |
600万円 | 20万円 | 30万円 | 33万6500円 | 3365万円 |
700万円 | 30万円 | 37万円 | 43万6500円 | 4000万円 |
800万円 | 47万円 | 45万円 | 60万6500円 | 4000万円 |
「所+住税」は所得税と住民税(136,500円を上限)の合計です
「ローン限界額」は「所+住税」の100倍です
ただし、住宅ローンは上記で示したように4000万円以上にすると控除額の上限の40万円に引っ掛かりますので、700万円以上になるとローン限界額は4000万円になります
ただし長期優良住宅を建てるのであれば、ローン控除の上限は50万円になるので、5000万円が上限になります
こういった計算から私は3300万円というのを予算の目安にしました
自分たちの価値観
私たち夫婦の価値観で、できる限りローン(借金)は嫌だと考えており、住宅ローン控除が適応される13年が過ぎたら、一括返済を考えていました
私たちはそれぞれ月10万円を積み立てしており、この2人合わせて月20万円の積み立てを家の費用にして、13年後に一括で返済しようとしました
20万円×12か月×13年=3120万円
13年間で2人で無理なく3120万円は貯められます
さらに、住宅ローン控除も踏まえれば、300万円以上の控除はされるわけですから、上記で求めた3300万円は13年で無理なく返済できる額であるといえます
こうした理由から私たちは3300万円を最終的な予算としました
余談ではありますが、13年で一括返済しようと考えていたのは計画のときで、今は一括返済は考えていません
手元にお金を残しておいたほうが圧倒的に安心ですし、住宅ローンは非常に低い金利ですので、手元のお金を資産運用に回しておいたほうが確実にプラスになると考えられます
なので、住宅ローンの金利が高くならない限りはローンの一括返済はしないでおこうと思っています
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