昨年お隣さんからいただいたじゃがいもが、非常に長持ちし、かなり長い期間食べることができました。さらに私もじゃがいもが大好きだということもあり、今年はじゃがいもづくりにチャレンジしようと思いました。
近所の山新で購入したきたあかりとメークインの2種の種イモ1㎏ずつを(遅くなってしまいましたが)3月26日に植え付けをしました。きたあかり10か所、メークイン10か所の計20か所の植え付けです。
植え付けから約2週間後の4月7日に無事発芽が確認できました。メークインは10か所全て、きたあかりは10か所中8か所の発芽です。そして発芽した18個のかわいい芽たちは気温が上がっていくにつれ、すくすくと育ってきましたので、発育に必要な「芽かき」をしたいと思います。
芽かきとは?
じゃがいもの芽かきとは、発芽した芽の中から生育のよい芽を2〜3本選抜し、それ以外の芽を抜き取る作業です。簡単に言ってしまうと、間引きと同じものです。芽かきは取れる量や品質に大きな影響を与えるため、じゃがいも栽培には必須の作業となっています。
芽かきを怠ってしまうとじゃがいもが大きくなりません。じゃがいもは種イモを植えてしばらくすると、土の上には芽が、土の中の茎から「ストロン」と呼ばれるわき芽が伸びます。このストロンの先端が太ったものがじゃがいもになります。このストロンの数は土の上の芽に比例して増えていきます。つまり芽が多いほどストロンも多くなり、その分じゃがいもの数も増えます。じゃがいもの数が増えるとじゃがいもに行く栄養が分散してしまい、小さなじゃがいもしか収穫できなくなってしまいます。そのため芽かきが必要になるのです。芽かきをするとイモ数の制限ができ、イモ数を制限すると十分に肥大したじゃがいもが収穫できるようになるのです。
また小さいイモには、ソラニンという有害物質が多く含まれており、もし食べてしまうと、吐き気や下痢、腹痛などの食中毒症状が起こることがあります。つまり「小さくてもいいや」とか「小さいほうがいいや」と思っている場合でも、芽かきは行ったほうが良いと思います。
芽かきのやり方
発芽が確認できた4月7日から11日後の4月18日に芽かきを行いました。
草丈が10㎝~20㎝くらいになったら芽かきをすればよいと思います。
結構生い茂った芽ですが、少しアップで見てみましょう
この種イモからは4本の芽が出ています。1株に2~3本の芽を残せばよいので、ここから1本引き抜きます。
引き抜くときそのまま引っ張ると、中の種イモも一緒に抜けてしまいますので、必ず種イモを土の上から押さえて引き抜きます。引き抜くのは最も発育が良くないものにしましょう。
- 葉っぱが大きく開いている
- 茎が太い
- 茎が傷ついていない
こういった芽は発育が良いので残してあげてください。
一番小さい芽を引き抜きました。切らずに引き抜いてください。もし切ってしまった場合や途中で折れてしまった場合、またそこが成長して芽が出てしまいますので、確実に引き抜きましょう。もし折れてしまったのであれば、また伸びてきたときに抜けばOKです。
芽かきで抜いた芽の処理
芽かきで抜いた芽は、普通に処分してしまっても良いですが、これをそのまま植えても小さい芋ができるそうです!
もし畑に空きがあったりすればよいと思います。
私は、きたあかりのスペースが2か所ほど芽が出なかったため、そちらに実験感覚で植えてみたいと思います。
玉ねぎと共に育て!!
最後に
この記事のまとめ
- 3月26日にきたあかりとメークインを10個ずつ植え付け
- 4月7日きたあかり2個を除き発芽
- 4月18日、芽が10㎝~20㎝程度になったとき芽かきを行う
- 1株あたり2~3本の芽を残す。
- 抜いた芽を実験的に植え付けてみる
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