現在、我が家には40坪程度のそこそこの広さの畑があり、これまでは鍬やスコップ、電気式の簡易耕運機で耕していました。使用していた耕運機はこれです。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fddba1.3b1b31d8.31fddba2.4acc9aca/?me_id=1282929&item_id=10002810&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Facole%2Fcabinet%2F03111880%2F04013399%2Fimgrc0077228101.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
1万円程度で購入できる簡易耕運機ですが、一気に40坪を耕すこともないのでこれで十分使えていました。ただ、私の家の近くに住む両親は300坪近い畑(現在は未耕地)を持っており、最近家庭菜園にも興味をもちだしたので、広い土地を耕すことができる大きめの耕運機を購入しました。
購入をしたのは、「クボタ 陽菜 TR6000」です。
近所にある農機具屋さんで中古15万で購入しました。もう少し安く買いたかったのですが、前の持ち主がほとんど使わずに手放したものらしく、状態も非常に良かったためこの値段で購入しました。
現在はモデルチェンジをしているようで、後継機は「陽菜SmileTRS600」になるかと思います。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fde6eb.78f8a415.31fde6ec.7a9f8c05/?me_id=1238330&item_id=10043390&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fhonda-walk%2Fcabinet%2Ftractor%2Ftrs600.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
こちらの陽菜SmileTRS600には「簡単うね立てマット」が付いており、専用の畝立てアタッチメントを使わずとも簡易的に畝立てを行うことができます。
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メーカーのカタログより
最新モデルにはこんな素敵な機能があることを知り、私のTR6000でもなんとか畝立てができないかと調べてみました。
畝立てアタッチメント
陽菜TR6000にも畝立て用のアタッチメントが販売されています。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fde6eb.78f8a415.31fde6ec.7a9f8c05/?me_id=1238330&item_id=10004695&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fhonda-walk%2Fcabinet%2Fkouunki%2F92221-35600.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
畝の高さや形などで何種類かありますが、お値段が・・・
2万円以上します。
綺麗な形の畝を立てられればいいんでしょうけれど、ただの家庭菜園ならそこまで気にしなくても良いのでもっと安価な畝立て機を購入できないかと色々と調べてみました。Amazonや楽天・ホームセンターなど複数のお店で探しましたが、かなりニッチな商品なので購入は無理そうです。
畝立て機のDIY
購入では非常に高額で手が出ませんので、自作することにします。
販売されているような
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fdf1d8.e5e10075.31fdf1d9.0796e8ed/?me_id=1309347&item_id=10002765&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fauc-e-yanagihara%2Fcabinet%2F05444979%2Fr-91223-50610--.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
このようなプラスチック製で流線形を自作するのは難しいでしょうから、上ですこし紹介したTRS600に付属する簡易畝立てをモデルに作成しようと思います。
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簡易畝立て機を見てみると、耕運機の後ろに台形の板をつければよいわけですね。
では私の「陽菜TR6000」の後ろを見てみましょう。
耕運機の刃のカバーの上部に2つの穴が開いています。さらに耕運深さとスピードを制御する棒(抵抗棒)の先にも穴が開いています。この3つの穴を活用しましょう。
そこで完成したのがこれです。
設計図をイラストで描くと
![](https://i1.wp.com/enjoy-plus-house.com/wp-content/uploads/2023/05/cf0134b6abe3221496221aa9c28dda62.png?resize=756%2C715&ssl=1)
3枚の板を用意し、2枚を斜めにカットし、同じ大きさの直角三角形を切り出す。
切り取った板を図のように重ね、木工用ボンドをべったりとつけてから、ねじ止めしました。
耕運機と連結する箇所にはドリルで穴を空けて、L型アンカーボルト、角座金、取付金具、蝶ナットを取り付けました。中央部分は耕運された土が当たって圧力がかかると思いましたので、強度を上げるために3枚重ねにしました。
L型アンカーボルト
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角座金
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fe443a.f5925f80.31fe443b.a9ddaa0e/?me_id=1266448&item_id=10002084&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fiwauchikanamonotenn%2Fcabinet%2F01972820%2F03168211%2Fimgrc0080512804.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
取付金具
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/31fe46c7.772b4d76.31fe46c8.768267fa/?me_id=1198680&item_id=10537682&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Ftuzukiya%2Fcabinet%2Fmain%2Fm79%2Fm79-0099.jpg%3F_ex%3D300x300&s=300x300&t=pict)
蝶ナット
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近所あるホームセンターではパーツを1個単位で購入できるのでそこで購入しました。
そのホームセンターには端材つめ放題100円など、端材がかなり安く購入できます。そこにあった30㎝×40㎝程度のOSB合板が1枚30円で販売されていましたので、そのOSB合板をメインの板として利用しました。
材料費については詳細な金額を覚えていないのでざっくりです
OSB合板30円×3枚 90円
アンカーボルト3本 600円くらい
角座金3個 60円くらい
取付金具1個 250円くらい
蝶ナット3個 150円くらい
合計で1000円を少し超える程度だったかと思います。
畝立て機の取付
まず最初に抵抗棒(上画像中央にある棒)の長さを自作畝立て機の大きさに合わせて調節します。抵抗棒の先についている穴に、自作畝立て機の下に付けたL型アンカーボルトの先をいれます。
次に耕運機の刃カバー上部にある2か所の穴にL字のアンカーボルトを差し込み、刃側(写真奥)を蝶ナットで固定します。
固定するだけなら普通のボルトとナットでもいいのですが、普通のボルトやナットにしてしまうと固定するために工具が必要になってしまいます。そこで工具なしで固定するためにL字アンカーボルトと蝶ナットを使っています。
畝立て確認
では自作した畝立て機がちゃんと畝立てできるか確認しましょう。
Befor(ただ耕しただけ)
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After(自作畝立て機をつけて耕うん)
畝の形はあまりきれいではありませんが、畝らしくなりました。
できた畝の上を1度トンボでかければ形もきれいにして、マルチシートを張りました。
ここにはサツマイモを植えようと考えています。
すごくきれいにできるわけではありませんが、スコップと鍬でやっていたころを思い出せば非常に作業が楽になりました。
これからすこしずつ改良をしていこうと思います。
最後に
この記事のまとめ
- 耕運機の畝立てアタッチメントは高額
- 畝立て機はDIYで1000円程度で作れる
- 性能はそこそこで、畝立て後トンボがけはした方が良い
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