今年からイチゴの栽培を始めたのですが、屋外で育てると虫が付きやすいと思い室内の日当たりのよい場所で栽培をしていました。室内であれば虫の心配はいらないとタカをくくっていましたが、ダメでしたね。
いくら室内であっても土を使っている以上、ハダニの発生を抑えるのは難しいようです。
ハダニとは
ハダニとは体長0.3〜0.5mm程度のとても小さいハダニ科の生物です。名前の通り植物の葉に生息し、一生をそこで過ごします。さらにメスのみでも産卵してしまうため、1代だけでなく何代もの間は植物の葉に居座り、寄生した植物を弱らせてしまう害虫です。
英語では、「Spider mite(スパイダーマイト)」と呼ばれ、ダニという名前ではありますが、クモの仲間です。ハダニはクモのように糸を出して風に乗って移動したりするほか、寄生した植物や果樹などに糸で網を張ったりします。糸を使うだけでなく、衣服や新しい苗に付着していたり、周囲の雑草からも侵入したりとさまざまな発生原因があるため、発生を抑えるのが非常に難しいとされています。
イチゴだけでなく、さまざまな植物の葉に寄生するため、被害が大きくなりやすいという点も特徴です。
我が家のイチゴの様子
4月上旬、我が家のイチゴを見てみると、
このように葉のふちにクモの巣のようなものが張っていました。
それ以外の葉も
この画像のように葉の表面に茶色い粉のようなものがついていました。
そして、葉をさらによく見てみると
さらにじっくりみると
葉の上で白い点がうごめいていました・・・
調べてみると間違いなくハダニのようです。
ハダニの駆除
まず、上の様な葉全体に茶色の粉のようなものが付着した葉は、切り取って廃棄しました。
裏にもびっしり!気持ち悪い・・・
葉がまだ濃い緑のものは、物理作戦です。セロテープでペタペタペタ・・・・
もっといっぱい取れました。
これ以降は気が付いたらペタペタとるようにしています。
ハダニの予防
ハダニは20℃~30℃程度の暖かい気温と乾燥した環境を好みます。ですので、軒下などの雨のあたらない場所に発生することが多いようです。つまり室内はこの条件をしっかりと満たしてしまっています。虫を予防するために室内に移動させたことで逆に虫が発生してしまうという何とも皮肉な結果になったわけです。
イチゴの栽培をするのであれば、やはり屋外においたほうが雨が当たったり、風通しが良かったりとハダニの予防にはよいのかもしれません。さらに日当たりも良いためイチゴの生育もよくなるのではないかと思います。
ですが、私は他の虫や鳥の被害を抑えたいと思いますので、室内栽培を続けようと思います。そこでハダニは水が大嫌いなので、1日1回は霧吹きで葉に水をかけ、ハダニが生息できないようにしていこうと思います。
最後に
この記事のまとめ
- イチゴの葉にクモの巣のようなものがあった場合はハダニが発生している
- イチゴの葉に茶色い粉のようなものが付いているときもハダニが生息している
- ハダニはどんな植物の葉にも生息し、駆除しない限りどんどん増える
- セロテープを使ってハダニを物理的に駆除できる
- ハダニは水が大嫌いなので、葉水を怠らない
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