現在スイカを4種類の方法で植え付けをしています。その中でビニールトンネルをつけていないスイカにウリハムシが発生してしまい、その対策を行いました。
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ビニールをつけていないスイカは温度が高くならないため、生育が遅く花はまだ咲きません。ですがビニールトンネルをつけているスイカはどんどん成長しており、花も咲き始めました。花が咲きましたので、受粉を行っていきます。
雄花と雌花
スイカには雄花と雌花の2種類の花が咲きます。雄花から出る花粉を雌花のめしべに付けることで受粉ができ、スイカの実ができます。この受粉作業はハチやアリなどの虫が媒介して行われますが、確実ではありませんので、通常のスイカ栽培では人工で受粉作業を行います。
こちらが雌花(メス)です。茎が太く、花の下にちっちゃいスイカが付いています。
そしてこちらが雄花です。茎が細く、花の下にはなにも付いていません。
これらを受粉させます。
人工授粉
雌花のめしべに雄花の花粉をつけてます。
スイカの花は葉っぱの元から出てきます。雄花がいくつか出ていく間に雌花がでます。根元から最初の雌花には受粉させず、2番目か3番目に受粉させると良いようです。1番目の雌花に受粉させてしまうと、その果実に栄養が運ばれてしまい、株の大きさが十分に育たなくなってしまい、株の体力が最後までもたなくなってしまうそうです。
1つのつるに残すスイカは1つ、1株で育てるスイカは3個までにした方が、スイカ自体が美味しく育つそうです。あまり、多くスイカの実をつけてしまうと栄養が分散して味が落ちたり、生育不良になってしまうようです。
受粉の仕方は非常にカンタンです。茎の細く多く咲いている雄花を摘み取り、先端の部分を、雌花のめしべに優しく押し付けるだけです。
これだけで大丈夫です!
あとは収穫時期を見極めるために、受粉した日と収穫目安を書いたタグを取り付けてあげると良いです。
このタグはダイソーで40個110円で販売していますので、それがおススメです。
ちなみに収穫の目安は大玉スイカなので45日としました。小玉スイカであれば1か月程度で良いと思います。
最後に
この記事のまとめ
- ビニールトンネルをつけたスイカは6月中旬に花が咲き始めた。
- 人工授粉をすることで着果率が上がる。
- 受粉する雌花はつるの根元から2番目か3番目がよい
- 雄花を摘みとり、雌花のめしべに花粉を押し付ける
- 受粉した日と収穫予定日を書いたタグを取り付ける
- 受粉から大玉スイカは45日、小玉スイカは30日程度で収穫。
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