先日、ティフブレアを敷いた庭に雑草が大量に発生してしまいましたので、センチピードグラスに対応している芝用除草剤の「シバゲンDF」を散布したのですが、効果が感じられなかったのでその原因を考えてみました。
このとき考えられる原因として、使う量が少なかったのではないかというものが考えられました。
ですので、次に散布するときは失敗の無いようにしたいと思いまして色々と調べてみると混乱してきましたので、記事にまとめてみました。
「シバゲンDF 効果的」で検索
「シバゲンDF 効果的」と検索かけてみると、トップにブロガーの方が書いた記事が出てきます。その方の記事には、シバゲンDFについて、
- 生い茂った雑草には効果がない
- 枯らすタイプの除草剤ではない
- 散布すると雑草の発生が抑えられる
というように書かれています。
検索画面の少し下に行くと別の方が書いた記事も出てきます。その記事に書かれたシバゲンDFについては、
- シバゲンは葉から吸収させて枯らすタイプの除草剤
- 雑草が生えている状態でないと効果が薄い
- 雑草発生の予防ができる
と書かれています。
つまり、雑草の発生が抑えられること以外は、まったく逆のことを言っています。
どうしたら最も効果的な方法なのか、メーカーのホームページを参考にしてみました。
メーカーのホームページ
シバゲンDFを販売しているメーカーは石原バイオサイエンス株式会社というところです。
そちらのホームページにはシバゲンDFの特徴として以下の様に書かれています。
幅広い殺草スペクトラムを有します
有効成分フラザスルフロンは茎葉および根部から吸収され、植物特有の分岐アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)の生成を司るアセトラクテート合成酵素(ALS)を阻害する事によって殺草作用を発揮します。一年生雑草全般、多年生広葉雑草、多年生イネ科のスズメノヒエおよび多年生カヤツリグサ科のハマスゲ、ヒメクグに対して高い効果を発揮します。幅広い処理適期を有します
雑草の発生揃い期から生育初期で高い茎葉処理効果を示すだけでなく、処理後の雑草の発生を抑えることができます。従って、雑草発生前~生育初期の幅広い時期に使用することができます。土壌処理効果として、標準薬量0.02g/㎡で春夏期で40日程度、秋冬期では120日程度雑草の発生を抑制します。日本芝には非常に影響が少なく、休眠期、生育期を問わず使用できます
雑草体内への取込みが早いので、薬剤処理後4~5日で刈込みをすることができます。グリーンアージラン液剤、ザイトロンアミン液剤など他の除草剤との組み合わせにより難防除雑草の防除が図れます。
石原バイオサイエンスHPより
このメーカーの記載内容について、少しわかりにくいところもありますので、シバゲンDFの効果的な使い方がまだよく見えてきません。もう少し調べてみると、メーカーの作成したシバゲンDFのリーフレットを見つけましたので、その内容も合わせて、シバゲンDFの効果的な使い方をまとめていきます。
幅広い殺草スペクトラム
シバゲンDFに含まれている除草剤の主成分フラザスルフロンは植物の葉・茎・根から吸収され、植物のたんぱく質の合成を阻害します。そうなることで、植物の細胞分裂ができなくなり枯れてしまいます。
シバゲンDF効果の出かたとしては
- 成長が止まる
- 生長点が変色
- 発生していた葉・茎が変色
- 全体が枯れる
という流れで、効果がみられるようです。
効果が見れるまでに1週間、植物全体が枯れるまで春夏季20~30日、秋冬季30~40日程度かかるようです。
処理適期
メーカーのHPの記載で以下のような部分があります。
「雑草の発生揃い期から生育初期で高い茎葉処理効果を示す」
この部分が最も混乱してしまいました。素人なので「発生揃い期」とはどういう時期なのかわかりません。少し調べると、意味としては「集団の発生がほとんど終了した時期」になるそうです。簡単に言えば、ほとんどの種が発芽した状態ですね。
また生育初期は、雑草の葉が1枚~5枚の時期を指します。さらに、散布後の雑草の発生を抑えることができるようです。
つまり、シバゲンDFは雑草発生前~生育初期(葉が1~5枚まで)の時期が最も効果的になるといえます。
具体的な時期を挙げると春夏季の雑草対策には4月、秋冬季の雑草対策には10月に散布するのが最も効果的なようです。
この記事のまとめ
一般の方が書いた記事には少しずれがありましたので、メーカーのHPやリーフレットから最も効果的な方法を調べてみました。シバゲンDFの最も効果的は使用方法は
- 雑草生育前の4月、10月に散布する。
- 効果が出るのに時間がかかるので地道に待つ
- 適正量は100平米で1g~2g
このあたりを守りながら使用すれば大丈夫かと思います。
私の家の庭はもうすでに雑草が生えてしまっています。そこで最も効果的な対策としては雑草を全て除去してからシバゲンDFを散布する方法です。でもそんなことはめんどくさいから絶対にやりたくありません!
除草剤の主成分は葉だけでなく茎や根からも吸収されるということを信じて、庭の雑草を全て草刈り機で刈り取ったあと、シバゲンDFを散布します。草刈り機で刈り取った雑草には葉っぱがなくなってしまいますが、残った茎や根から吸収してくれるのであれば、刈られた状態から成長しないでしょう。
というわけで、庭を全て草刈りしました。
ではシバゲンDFを散布して様子を見ていきます。
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