私の家には100平米程度の広さの庭があります。そこに楽して綺麗な芝生を敷きたいと思い「ティフブレア」という芝の種を蒔きました。
ティフブレアはアレロパシーという効果を持っており、根から出る化学物質が他の植物の生育を阻害するそうです。つまりティフブレア以外の雑草の生育を抑えることができます!ですが、私の庭は現状こんな感じになっております。
雑草だらけで汚いです。特に写真の手前側はティフブレアが広がっていません。
ティフブレアはアレロパシー効果によって雑草の発生が抑制できるはずなのになぜこうなってしまったのか。今回の記事では、この状況を打破するための方法を試していこうと思います。
雑草が発生してしまった原因
私の庭の写真で雑草がひどい状態が上の写真ですが、まだマシな場所もあります。
カメラを少し右に移動して
こっちの方がまだマシです。特に写真中央部分は雑草の発生がかなり抑えられえています。
この違いは、苗や種まきの密度の違いです。
昨年、苗を定植し、蒔いた種が発芽した状態での庭の様子です。
その時の様子はこちらで記事にしています。
すこし写真ではわかりにくいのですが、緑の筋状になっているのが、種を庭に直蒔きして育てたティフブレアです。また、点々と緑色になっている部分が育苗トレイで自作した苗を植えたティフブレアです。明らかに種から育てたほうが密度が濃く、1年後も元気に育っております。
さらに、ティフブレアの生育時期も影響を与えています。昨年は暖かくなってからすぐの早い時期にティフブレアの生育を始めたのですが、まだ5月とか6月は「ティフブレアの生育速度」<<「雑草の生育速度」で小さなティフブレアの苗はすぐに雑草に覆われてしまいました。
そこで、昨年7月半ばに庭の中心部分の雑草を駆除して、余った種を蒔いたところ、ティフブレアは雑草に負けないくらいグングンと成長してくれました。
これらのことから、「雑草の多いところ=苗を植えた&育成が5月から」、「雑草の少ないところ=種を7月以降に蒔いたところ」となっております。
ぜひこれからティフブレアを育てたい方は参考にしてください。
雑草の対策
庭にあまりにも雑草が多いので、草むしりをしようと思ったのですが、かなり広くめんどくさいので除草剤をまこうと思いました。私の家には除草剤でおなじみのグリホサート系で、なおかつ農耕地でも使用可能な除草剤の「サンフーロン」というものがあります。
これは有名な除草剤のラウンドアップのジェネリック農薬です。ラウンドアップに比べて大体半分くらいの値段で購入が可能です。ちなみに2023年現在、グリホサート系の除草剤の値段が異常にあがってますね。去年(2022年)はホームセンターで500ml程度のグリホサート系の除草剤(グリホエースPROなど)が300円台だったと思うのですが、今現在、アマゾンでとんでもない値段で販売しています。
この除草剤は非常に強力なのですが、そのまま散布してしまうとせっかく育ったティフブレアも枯れてしまうので使えません。ですので、刷毛などを使って、この除草剤を直接雑草に塗布するしかありません。しかも今この除草剤は非常に高いのでもったいないです。
しかしながら、雑草1つ1つに塗布していくのはかなりの手間にもなります。そもそも省管理を目指しているので、あまり手間をかけたくないです。なんとか庭全体に除草剤を散布できないものかと色々と調べてみました。
芝用除草剤
世の中には便利なものがあるもので、芝にだけ効かない芝用の除草剤があるようです!
シバキープやグリーンアージランなんかが有名ですね!
この有名な2つの芝用除草剤はホームセンターなど店頭で購入できます。これを使用すれば、芝だけ残して雑草が一気に駆除できると思いました。
しかし、そう上手くはいきませんでした。
上記2つの芝用除草剤は高麗芝などの日本芝、バミューダグラスなどの西洋芝などにしか使えません。
私が庭に植えているのはティフブレアという芝ですので、これらの除草剤を使うことができません。そんな中、ティフブレアに使えそうな除草剤を見つけました!
シバゲンDFです!
この除草剤は日本芝や西洋芝はもちろんセンチピードグラス(ムカデ芝)にも対応しています。ティフブレアはセンチピードグラスの改良種なので、おそらく使うことができるのではないかと思います。ネットでも様々な記事を探してみたのですがティフブレアに除草剤を使っている記事を見つけることができなかったので、自分で挑戦してみようと思います!このシバゲンDFは何か所かホームセンターに行ってみたのですが、どこにも売っていませんでしたので、ネットで購入したほうがよさそうです。
シバゲンDFの使用
楽天市場で購入した「シバゲンDF 20g ¥3080」です。
たった20gで3000円!と思いましたが、表記をよく見てみると
10アールで10g~30gの薬量が必要だそうです。つまり、この一袋で最大20アールの除草が可能です。わかりやすく直すと1袋で2000平米いけます。これを3080円で割ると、1円で0.65平米の除草ができます。
これがシバキープの場合はどうでしょうか?
このシバキープは2320円(2023年4月)です。これは内容量5Lで25~66平米の除草が可能だそうです。つまり、1円で0.028平米の除草ができます。
同様にグリーンアージランはどうでしょうか
このグリーンアージランは2750円(2023年4月)です。これは雑草の駆除を考えると10アールあたり800mL必要なようです。この商品は内容量1L(=1000mL)ですので、12.5アールつまり1250平米の除草が可能です。つまり、1円で0.45平米の除草ができます。
このようにシバゲンDFは量が少ないように見えて、他の芝用除草剤に比べてもお得です。
私の家の庭は100平米ですので、この1袋で10~20回の除草が可能です。1回150円~300円程度ですね。
ただ、この除草剤がティフブレアに効くかどうかまだわかりませんので、いきなり庭全体に撒くとティフブレアが全滅しかねませんので、一部だけ散布しようと思います。
除草剤の噴霧器ではなく、家で使っていない霧吹きを使いました。
この霧吹きに水を400mL程度入れ、シバゲンDFをちょっとだけ入れました。重さを測りたかったのですが、あまりにも少なすぎて我が家のスケールでは測れませんでした。入れた量は1円玉より少ないです。
これをよーく溶かして庭の一部、スギナが茂っている部分に吹きかけました。
では様子を見ていこうと思います。
最後に
この記事のまとめ
- ティフブレアは種の蒔き方・育てる時期で雑草に対する強さが変わる
- 除草剤がものすごい値上げをしている
- 芝用の除草剤でシバゲンDFがコスパが良い
- ティフブレアでシバゲンDFが使えるか実験中
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